硬式13年と軟式7年今ならわかる違い『野球打撃編』
今回は軟式と硬式の違いについて、記載させて頂きます。
私は学生野球では軟式1年半、残りは大学までの13年間硬式で野球をしておりました。
就職後2年は野球をせず、3年目の時に仕事先の方にお誘い頂き、軟式は7年目となります。
そんな私ですが、軟式野球を始めたときにまず感じたのは「打てない」でした。
経験されている方も多くおられるかと思いますが、硬式の打ち方を軟球ですると打てません。
何故打てないのか?
硬球の打撃はボールを叩きつけるイメージで打ちます。
硬球は硬いからその反発力、球の回転で打球は飛ぶのですが
軟式は違います。
そんな打ち方をしてしまうと、ボールが凹んでしまうのです。
それはそうですよね
- ボールが違う。
- 投球の質が違う。
- バットが違う。
のです。
当たり前の事なのですが、体験するとまぁ違います。
私の積み上げてきた13年は無意味だったのか?と思えるほど打てませんでした。
軟式野球を始めて三年たった頃突然「コツ」を掴みました。
そのコツのお陰で今では、3年連続で4割以上の打率を残しています。(去年は80打席ほどありました)
では、私がどうやって打てるようになっていったか?についてお話していきたいと思います。
①学生時代(硬式野球)金属バットの打ち方
簡単に分けると
- 上から叩く。
- バットのヘッドを立てる(手首よりバットのヘッドが高い位置にある)
- インパクトでは、ボールを弾く。
上から叩くというのは、軽いダウンスイング
硬式のボールは重いです。
アッパースイングになると、バットも持ち上げるし、ボールも持ち上げます。
重いものを持ち上げながら、重いものを持ち上げるとかちょっと効率が悪いですね。
そのため、少しダウンスイングの方が効率的であると言えます。
ダウンスイングでボールに対して、斜め下にバットを入れることで、回転も与えやすくなります。
バットのヘッドを立てる
インパクトの瞬間に、自分の手首より高い位置にバットのヘッドがあることを言います。
これは、速い球に押し負けないために必要な要素です。
球も早く、重たい硬式を打つには必須となります。
インパクトではボールを弾く
金属バットが硬い、ボールも硬い
そのため大きな反発力が生まれます。
その反発力を使って弾き返す。
②軟式の打ち方
- レベルスイングにする
- バットのヘッドを少し寝かせる
- インパクトではボールをゆっくり運ぶ
レベルスイング
地面と水平にバットを振る事です。
硬式のようにボールが硬くないので、叩きつけ(ダウンスイング)てしまうとボールが変形(凹む)んでしまいます。
アッパースイングも軽くであれば問題ですが、少しならいいかもしれませんが
バットを「持ち上げる」のは無駄な力を生む可能性が高いです。
そう考えると、レベルスイングを意識するのが良いでしょう。
バットのヘッドを少し寝かせる
完全に寝かせてしまうとよくありませんが
先ほども少しお話しましたが、押し負けない様にバットを立てるわけです。
押し負けない様に = 手を突っ張る
突っ張り過ぎると、ボールが耐え切れず変形(凹む)します。
とはいえ、完全に寝かせるとボールに押し負けます。
そのため、少し寝かせるのが調度いいです。
インパクトではゆっくり運ぶ
速く振り過ぎると、衝撃に耐えきれずボールは変形(凹む)します。
少し押し込むともいえるのですが、ギュッと加速してしまうと、ボールが変形してしまいます。
ですので、「そっと運んであげる」のが重要となってまいります。
③球質の問題
高校・大学まで野球やっていた方は、打席で遅くても130km、速ければそれ以上の球を基準に野球をしているはずです。
草野球となると学生時代と違い、速くても130kmとなります。
そのため、全く違うのが
- 球が遅い。
- 球が沈む。
今までは、投手がボールを手から離れたタイミングで打つ準備をしていたのが
草野球となるとそれでは「タイミングが速すぎたり」、思っていたより「球が沈む」なんてことがあります。
そもそも当たらない・・・
私はこれが二年続きました。
これだけは待って打ってみようが、当てに行こうが当たりません。
そもそも今までの学生野球(硬式)で培った感覚と全く違います。
ある種未体験の変化球を打ってる気分でした。
しかしこれだけは「慣れ」しかありません。
バッティングセンターの遅い球を打つなど、「自分の感覚の微調整」をしましょう。
④最後に
私がこの「コツ」を掴むきっかけは、ビヨンドのバットでした。
このバットは芯がゴム製になっており、軟球が変形しにくくなっております。
最初の頃は、このバットを使うだけで打てており「何故?」打てているのかがよくわかっておらず
少し打てなくなると、なかなか元の打ち方戻せませんでした。
そんなこんなを続けていくうちに、今まで(過去)・今の違いに気づくことが出来ました。
ここまで説明が出来るようになるまでに5年以上かかりました。
私の5年を簡単にまとめていますので、是非ご活用いただけたらと思います!
硬式と軟式の『打撃』の違いはコチラ
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